アスリートのパフォーマンスアップに体幹トレーニングは必要なのか

 

こんにちは

レーニングやスポーツをされている方は体幹レーニングを知っているまたは、行っている人も多いのではないでしょうか。 

今回はストレッチ、腕立てのような筋トレ、競技練習などいろいろなものがある中で

体幹レーニングがどんな役割を持つのかできるだけ分かりやすく解説したいと思います。ここを理解した上で今の自分に必要なのかどうか判断できると良いと思います。

 

体幹レーニングとは

今回私が紹介する体幹レーニングは基本的なプランク、サイドプランクなどのことを示すこととします。

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この写真のようなトレーニングですね。

またこのような形で手や足を動かしたりするトレーニングも体幹レーニングに含めることにします。そういう前提で話を進めて行きます。

 

 体幹レーニングの位置づけ

体幹レーニングが基礎か応用かと言われると基礎的なトレーニングだということはなんとなく分かっていると思います。他の基礎的な、ストレッチ、モビリティエクササイズ、自重トレーニングと比べての位置づけも大事ですよね。

 

簡単な位置づけとしては、

ある程度の柔軟性は先に獲得していないといけません。

可動性(モビリティ)のトレーニングよりは少し手前か同時進行で行います。

ウエイトトレーニングをする前には出来る様にしておきたいというイメージです。

 

位置づけを考えるのに下のトレーナーをされている奥村さんのツイートがわかりやすいので引用させていただきます。

 僕はこの中では体幹レーニングは、②と③の辺りに分類されるかなと思います。

 

どんな人に必要なのか

どんな人が体幹レーニングが必要なのか例を考えてみたいと思います。

1つ目は腕立て、スクワットのフォームが怪しい人です。

腕立てをしようとした時に、腰が反ってしまう人やその体制を維持するのがやっとという人は、まずは正しい姿勢を作る、キープするといった部分にフォーカス出来るように体幹レーニングがおすすめです。

またスクワットで背中が丸くなってしまう人は体幹レーニングが効果的な場合があります。

 

次に骨盤のコントロール、肩甲骨のコントロール、背骨のコントロールの感覚がいまいちわからない人は可動性(モビリティ)エクササイズも並行して行いながらの体幹レーニングがおすすめです。

腰を曲げずにしゃがむ、肩甲骨から腕を動かす、腰をそらさず(胸椎で)上を向くなどの動きがどんな感じか分かりますか?

動くべき関節は積極的に動かし、安定させるべき関節は安定させるそれが負荷が少ない状態でまずは出来るようにしましょう。

姿勢を正しく安定させるコツを学ぶために体幹レーニングがいいです。

 

どんな目的で行うのか

上のカテゴリーでも書いてしまいましたので簡単にまとめます。

まずは体幹の正しいポジションを認識し、キープ出来るようにするためです。

次に動くべき関節、止めるべき関節を認識して正しく動かせるようにするというためです。

 

どのようにパフォーマンスにつなげていくのか

もちろんパフォーマンスにつながらないなら体幹レーニングしたくないですよね。

 

これに関しては佐々部さんという方のツイートが非常に参考になります。

(本来ならば直接論文を引用するべきだと思うのですが、わかりやすいのでこちらを引用させていただきました。)

 

 

とても分かりやすくないですか?私はいつも参考にさせていただいています。

このツイートを見て体幹レーニングの効果はそんなに無いのかと決めるのはまだ早いです。

2つ目の佐々部さんツイートの通り、スクワットの重量増加とスプリントスピードは強い関係性があります。

そして、これは私の意見というか経験でしか無いですが、正しいスクワットを行うには、正しい体幹レーニングが出来るということが必要不可欠です。

体には過度に使いたくない部分(腰や膝)がありますがそれを知らずにスクワットをしても怪我をしたり、狙った動きが鍛えられなかったりしてもスプリントスピードに繋がらない可能性が高いです。

 

体幹レーニングはパフォーマンスに「直接」影響はないが間接的には非常に重要な要素だと考えます。

 

 

まとめ 

体幹レーニングのいろいろについて書きました。 

タイトルの体幹レーニングが必要なのかということの私からの答えですが、ちゃんと自分の体が動かせて、様々な状況下で身体操作が完璧な選手がいるとしたら体幹レーニングの必要ない(優先順位はとても低い)かもしれないということです。

しかし、現実にそのような選手はかなり稀だと思うので、アスリートは定期的に基本的な体のコントロールを確認するという意味で上級者も体幹レーニングを行うのが良いのではないでしょうか。

これからトレーニングを始めるアスリートももちろんパフォーマンスアップのトレーニングの中に体幹レーニングを取り入れることをおすすめします。

 

今度オススメの種目を分かりやすく写真付きで説明できたらいいと思っています。他にもなにか希望が有りましたら教えてください。

読んでいただいてありがとうございました。