足が遅い?フットワークが悪い?まずは身体の使い方と練習法

今回は短距離で速く走る方法についてシェアしたいと思います。

 

今、この記事を書いているのは3月なので、

これから新しい年度が始まり、体育で新体力テストで昨年よりも記録を上げたいと思っている方も多いのではないのでしょうか。

 

スポーツトレーナーの知識、武術の身体の使い方、テニスプレーヤーの分析の経験などを総動員して現時点で一番速いと思う走り方を紹介します。

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photo credit: wuestenigel Start 100m Finale der Herren in London 2017 via photopin (license)

 

 

 

 

まずは 短距離を2つに分割

今回は短距離走のなかでもスタートダッシュと中間疾走に分けて

説明していきたいと思います。

なぜ分類するかというと必要な能力が違うんです。順番に説明していきます。

スタートダッシュ(加速力)

スタートダッシュで重要なことは、加速力を上げることです。

スピード0状態から最高スピードにスムーズに加速することが必要なこの段階では

身体を前に傾けて、上ではなく、いかに前に力を加えられるかがミソです。

具体的な練習方法は次のトピックで解説します。

中間疾走(最高速度)

中間疾走で重要なことはスピードを維持することです。

誰にでも100m走などではこれ以上スピードを上げれないというポイントがあると思います。

そこから無理に加速しようとすると逆に失速することもあるので、

加速した後は加速というよりブレーキをかけないことに意識を置いたほうがいいです。

同じく、具体的には次のトピックで説明します。

 

練習法

スタートダッシュ

ポイント

練習を通してスタートダッシュで意識してほしいポイントは、

  • 倒れ込みと前足からスタート
  • 上ではなく、前に
  • 足だけではなく身体全体を使う意識

の3つが重要です。

細かく言えば他にもありますが、3つに厳選しました。

 

練習法

スタートダッシュの練習法を3つ紹介します。

・1つ目 「倒れ込みと前足からスタート」

立った状態から前に倒れ込み、ギリギリまで倒れたら走り出します。

倒れ込んで前に出した足から地面を押していきます。

youtu.be

 youtu.be

 2つ目「上ではなく、前に」

単純に構えた姿勢からスタートの練習をします。

大事なのは意識するポイントです。

この動画をみて腰の位置をみてほしんですけど、

全く腰が垂直方向に動かず、前方向に水平に移動しています。

このことから同じ腰の高さで、むしろ下に沈みながら(倒れながら)

足を後方に送っていくイメージが良いのではないでしょうか。

youtu.be

 

3 つ目 「足だけではなく身体全体を使う意識」

イメージとしては、この下の絵のようなイメージで使えると

足だけでなく身体全体で走るイメージが湧くと思います。

これを意識してよりスムーズに加速できる走り方を探すと効果的です。

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中間疾走

ポイント

中間疾走での意識ポイントはブレーキをかけないために

  • 身体後ろに足を着く
  • 接地時間を短く
  • 足だけではなく、身体全体を使う意識

というポイントを順番に出来るようにしていってください。

 練習法

1つ目「身体後ろに足を着く」

体の前には足をついていませんよね。

動画のようなイメージで、少しでも身体の後ろで接地するイメージで

着地出来るとブレーキを掛けずに進んでいけます。

youtu.be

 

2つ目「接地時間を短く」

これはバウンディングという練習です。

こんなイメージで一歩一歩、短い接地時間で効率よく地面から力をもらう事が出来ます。

 

www.youtube.com

 

3つ目 「足だけではなく、身体全体を使う意識」

スタートダッシュの所でも言いましたが

肩の下に足が着いている感じで大きく足を使えると良いです。

 

 

 まとめ

以上が、速く走るためのコツでした。

人によって改善スべきところは違うので、全部やる必要はありません。

いいと思った練習はやってみてください。

闇雲に練習するよりも、少し頭をつかうことで練習の質はぐっとあがります。

頑張りましょう。