テニステクニカルレッスン両手バックハンド編
この記事ではフォアハンドに引き続き、
両手バックハンドストロークの重要ポイントについて
シェアしたいと思います。
今回はプロの動画を例に見ていただこうと思います。
3つに絞って分かりやすく共有できたらいいなと思っています。
(4つになってしまいました)
ポイント① 手首の形と上半身に対する手の位置を一定に
一つ目に目を向けていただきたいのは上半身の形です。
手首の形と上半身に対する手の位置を一定にすることが再現性のあるスイングにおいては大切です。
こちらの動画を参考に説明させていただきます。
手首の形と上半身に対する手の位置に注目して、まずは始めのワンショットを見てください。
分かりやすいように動画から抜き出しました。
まず1つ目の写真(パワーポジション)でポイントチェックします。
肩と肩の真ん中に手がありますね
そして、手首の形は少しラケットが立つようにクッと起こしているのが分かります
2つ目の写真(ラケットテイクバック終了時)でもポイントチェック
肩と肩の間に手がありますね
手首の形も先程と同様に少しラケットが立っています(手首の形が変わってない)
3つ目の写真(フォワードスイング)でポイントチェック
肩と肩の間に手がありますね
手首の形はラケットが先程と違って下に傾いています。
4つ目の写真(インパクト)でポイントチェック
肩と肩の間に手がありますね
手首の形は3つ目の形から1つ目、2つ目の形へと戻りかけの状態という感じでしょうか
この映像で確認していただきたいのは、
- 体に対して手はそれほど動いてないということ
- パワーポジション、テイクバックの時点でインパクトの手首の形が出来ていること
です。この条件を満たそうとすれば上半身の動きについて考えることはほぼないと思いませんか。とてもシンプルです。
ポイント② 体を思ってるより100倍ターンする
ポイントは肩だけでなくつま先の向き、腰の向きまでしっかり横を向くことです。
これが結構体現するのが難しい。
次は1:37からのバックハンドショットを見てください
いや、見なくていいです。下の写真だけでも分かります。
1つ目の写真では
肩も腰も足も前向きですよね。(少し動きだしてしまってるのでまっすぐではないですが)
2つ目では
テイクバックが完了し、ボールのところまで動いた場面です。
肩は横向きか後ろ向きとも言えるくらい
腰もしっかりと横向いています。(腰が一番忘れがち)
足(つま先)は見えませんがこの膝の向きからして、横向きであると予想できますね。
この体の向きです。
シンプルですが、めちゃくちゃ大事です。
一度自分のスイングを撮影して見てみてください。
特に時間のないラリー中にこれだけ体をターンするのは難しいです。
ポイント③ フットワークを鍛えるべし
両手バックハンドは両手を使えるショットなので打ち負けることが少なく強力なショットに対応出来ます。
しかしそのウィークポイントは、リーチが短いことですね。
なのでしっかりとボールに追いつくことを意識してフットワークを鍛えていくことが重要だと思います。
フットワークについてもシェアしていますのでぜひ読んでみてください。
もっとスプリットステップからの動きの追求 - Improving Tennis Project
足が遅い?フットワークが悪い?まずは身体の使い方と練習法 - Improving Tennis Project
ポイント④ 両手だからこそ体の力で打つ
先程も言ったように両手バックハンドは両手で力強く打てることが強みです。
しかし、そこに頼って手打ちになってしまうと体をしっかり使った両手バック、腕の自由度を活かした片手バック、フォアハンドに簡単に負けます。
強みに頼るのでなく、強みを最大限に活かすためにまずはしっかりと下半身からのパワーを使っていく意識を持ちましょう。ポイント①でも言ったように上半身はそれほどうごかないので。
そして両手で打つ上で注意すべきなのは、右手の感覚で打つのか、左手の感覚で打つのか問題です。
これは人にもよるし、打点など場合にもよっても違うと思いますが自分の中で
通常はこっちの感覚で、高い打点はこっちみたいに分かるようにしておくほうがよいと思います。
明確にできていた方が崩れた時に修正しやすいです。
まとめ
以上、僕が考える両手バックハンドの最重要ポイント4つでした。
意識して練習してみてください。
次は片手バックハンド、サーブと時間がある時に書いていきたいと思います。
S&Cコーチなのでここから落とし込んでオフコートで出来るトレーニングなども紹介すればいいか!
またご意見等お待ちしています。ありがとうございました。
フォアハンド編もよろしければ見てみてください。